私は20歳代前半で大きな失恋をしてしまい。
それ以来、男性恐怖症になってしまいました。
一時期は、外出するのも嫌になり、約2年間、ひきこもりの生活を送っていました。
完全に失恋のショックが癒えたのは30歳を超えたあたりで、大阪都でOLとして働き始め、普段の生活を取り戻しました。
しかしながら、男性に対する警戒心は強まるばかりで、お付き合いすることはできませんでした。
そんな私も35歳を過ぎて、周りの友達も子供を持つ人が増えてきました。
いわゆる女子会を開いても、育児の話題が大半を占めますし、8時には帰宅する人ばかりです。
私は子供は大好きでしたから、いずれ、母親になりたいと考えていましたが、年齢的にも本気で結婚を考えないと無理だと考えるようになりました。
そんな私の悩みを知っていた親友が、結婚相談所に入会することを勧めてくれました。
実は彼女は結婚相談所で知り合った男性とこの春に結婚していて、来年には赤ちゃんが生まれるのです。
彼女が言うには、職場や学生時代に知り合った人だと、結婚に至らなかった場合、余計な気を遣わなくてならないけれど、結婚相談所であれば全く生活環境の異なる相手と出会えるので、気兼ねなしにお付き合いできると言うのです。
結局、その親友に連れらえて結婚相談所に行くことにしました。
だけれども、私の男性恐怖症がどの程度治まっているのか。
自分自身では見当もつきませんでしたので、不安で仕方ありませんでした。
結婚相談所のコンサルタントにその話をしたところ、会員の中には私と同じような経験を持つ人はたくさんいるとのことでしたので、少し安心しました。
それから、1年が経過し最初は男性と話すことさえ満足にできませんでしたが、7人目に出会った彼とようやく結婚について話し合えるようになりました。
彼は、私が男性恐怖症であることを理解し、最初はかなり気を遣いながら、根気よく接してくれました。
そのおかげで、徐々に心を開くことができるようになりましたし、母親になりたいという夢も叶いそうです。
結婚相談所に半ば無理やり連れて行ってくれた親友には、本当に感謝しています。

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